障害者自立生活センター(CIL)主催のホームヘルパー3級養成課程(通信・一般枠)を受講しました。今回の講座は、障害をもつ人への対応に重点が置かれていました。毎週のレポート提出はもちろん、同行訪問とスクーリング(合わせて3日間のみ)の参加は、本当に得たものが大きかったです。
●介護技術…全身性障害をもつ方の介助という設定で、例に習って体位交換・着替え・移動等やってみました。強調されていたことは、当事者の方の好みや障害上の都合など介助の仕方は一人一人違い「実際はケース・バイ・ケース」だということ。言われてみれば当たり前のことかなと思いました。
●ロールプレイ(疑似体験)…当事者役と介助者役を演じ心理をちょっとだけ学びました。ロールプレイは障害者の自立生活センターが日頃プログラムの中で行っているもので、自立をする上で困難だと思われるような場面を想定し、自立をしたい当事者の方が、センターのピアカウンセラー(カウンセラーの資格を持つ当事者自身が相談にのったり、自立の支援をする。)と何度もロールプレイをして、相手の思いを汲み取ったり、自信をつけていくものです。これは、慣れないと照れてなかなかうまくできませんでしたが、実際に、当事者の方はこの方法で、自立への自信をつけていきます。
●共感的理解と基本的態度…グループごとに分かれ、障害を持つ人と介助者の関係などについて、意見交換。難しいけれど当事者と介助者は、コミュニケーションを上手にとっていくことがとても重要で、そのために、自立生活センターの存在があり、当事者と介助者との間に入って良い関係を作るよう促していくという役割を果たしていることも知りました。
●車椅子体験…車椅子に触ることさえ初めて。少しの時間の中でいろいろな事を感じました。車椅子に座っていると、道路の、ほんのわずかな段差や水はけのための傾きさえ敏感に感じます。通り過ぎる人々や障害物へのスピード感の違い、自分で安全の確認が出来ないという怖さ、食事をしようと何軒かお店をまわるという不便さ、駅などの階段の圧迫感・・・。特に押してくれる人への信頼感の大きさは想像以上です。 駅では、4人で車椅子を運び、階段の登り降り。あれは、大変だとか、不便だとかというものではありません。乗っているほうも、とにかく怖いです。4人の人たちを信じるしかありません。 それから、車椅子を押す体験。上り坂でつい「よいしょ」と口から出てしまう…。下り坂は思った以上に怖い。介助者が怖かったら乗ってる人はもっと怖い!
外での体験が終わって、部屋でビデオを使ってのデイケアセンターと自立生活センターの見学(約2時間)で終了でしたが、誰かが「車椅子体験のあとビデオ鑑賞とは、挑戦的なプログラムだ」と言ってました…。前半は夢心地でした、やっぱり。(ごめんなさ〜い)
当たり前のことだけど…
身障の方たちは、どんなに重くても思いを表現できるからいいよね」と思うところがありました。でも、本当にそう?
思いを伝えたくて誰かに会うために、ベッドから降りることも、電話をすることも、パソコンの前に座り字を打つことも、車椅子に乗り移動することも・・・、どれも支援が必要でした。
違うのは「どんな支援が必要か」なんだ・・。みんな支援が必要なんだ・・。
さて知的障害をもつ人にはどんな支援が必要なのか?考えよう。