ちかごろ想うこと

〇暖かい日と寒い日が交互に訪れ、徐々に春の香たちが立ちこめる季節になってきました。皆様如何お過ごしですか。

〇プロペラの活動も既に6年が経ち、この春で7年目を迎えようとしています。設立当初から続いている「ポランの広場」との相互交流をはじめ、「えくぼ」や「マザーランドアカデミー」の活動を中心に、昨年度は浦和の「コスモス」との交流も始まりました。これらのグループとは今後も互いの求めるもの、役割分担に考えながら、お付き合いしていきたいと思います。

〇一方、埼玉県内には、知的障害児者と交流をし、彼らと一緒に生きていく、生活していこうと望むボラグループは、「プロペラ」以外に大井町の「たんぽぽ」、富士見市の「あひる」等が存在し、県のボランティア広報事業をきっかけに交流が始まっています。これらのグループと横の連携をとることも今後大切なこと(障害を持って生まれた彼らとどう友達になっていくか、即ちこちらが友達になろうと思っても、相手のことがわからないため、どのように理解し分かり合えるかを、同じ志をもった者達として知識とその想いを共有し、各々の場所で活躍すること)の一つであり、今後活発な交流をしていきたいと思っています。

〇わたしたちのできることは、「ひとと人との繋がりを大切にする」「行政や民間企業が『できない』そして『しない』分野をする」ことであり、それを誇りとして活動をしていきたい。それを常々思っています。対価のないボランティア活動で得るものは、金品でも、自己満足でもなく、相手の喜び、何らかの役に立っているという充実感であり、それが日本社会の発展成熟においてとても重要な役割を果たしていることです。人間社会において、希薄化されつつある人間関係(ひとのロボット化)や金銭中心の価値観に対するアンチテーゼとして、そしてそういった社会の方が健全であるという意味において存在する意義が生じます。それを目指したいのです。

〇グループの活動の源は、設立当初から何度も申し上げているとおり、ひとりひとりがこうしたい、こうありたいと望むものを、自ら形にし、仲間の共感を得、実現していくことにあります。このこころの中から湧き出る「思い」が枯れてしまえば、枯れ井戸と同じで美味しい水を飲むことはできなくなってしまいます。しかしながらボランティアの井戸は、各自が望むこと、欲することを止めなければ永遠に湧き出る「魔法の水」でもあります。

〇どうかボランティアをする皆様。他のグループの皆様、そして、社会において各々の分野で活躍されている皆様におかれましては、それぞれの居場所で、それぞれの役割を見つけ、よりよき社会の実現の為互いに協力されますよう、この場を借りてお願い申し上げます。その国の社会をつくっていくのは、総体としての政府でも企業でもなく、個々人の意思と努力によります。ボランティアにおいてもそうです。よきこころを持って、ものごとをなすようお互い努めましょう。

〇この世の中に少しでも不幸なことがらがなくなることを願い、この春に祈ります。/プロペラ代表 くまかわえいすけ