福祉科学とコミュニティー『自己決定』をめぐる問題状況≠読んで・・・
知的障害をもつ人の自己決定のこと つづき。4回目。
B決定放棄の問題
「決定不能の問題」「決定内容の問題」につづいて、「お任せします」という姿勢の決定放棄の問題があります。
自分で考えない、その場の流れに任せてしまう、親や職員などの意見を鵜呑みにする場合などということです。日本人に多い?、主体性に欠ける?、集団主義?、批判的に言われることもあるらしいですが・・・・・・・・???
3.目的としての/手段としての自己決定
自己決定について(1)決定不能の問題(2)決定内容の問題(3)決定放棄の問題と、大きく分けると三つの問題を抱えていました。自己決定についてもっと理解を深めるために、これらの問題がどうして起こってくるのかを考えます。
@決定不能の問題再考
自分のことは自分が一番良くわかっている、だから自分の利益は自分が一番よく知っている・・・・・、というのが自己決定をする上で基本だけれど、知的障害などをもっている場合、必ずしもそうとは言えない。でも、だからといって、他人が決定すれば良いと考えるのは安易過ぎる。
本人と利害関係がある人は、無意識でも自分の利益を優先させてしまうことが考えられるから、本人と利害関係にない人が決定することが望まれる。
それでも、パターナリスムを否定はできないため(しつこい!?)、大事なのは、常に、決定する者が本人の自己決定を侵害している「かもしれない」という自覚や反省を持ちながら、「本人の利益」を最大限に意識して関わらなければならないということみたいです。
(次回はA手段としての自己決定)さいとう
*「福祉科学とコミュニティー『自己決定』をめぐる問題状況」創刊号
/編集・発行
福祉科学とコミュニティー研究所http://www.ksky.ne.jp/~subaru/labo/laboindex.htm