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「共同体」と「機能体」

 今回は、グループや組織体のについて考えてみます。いろいろな分け方がありますが、「共同体」と「組織体」という観点からみてみましょう。そして、定義もいろいろありますが、簡単に考えるために、「機能体」は、一定の目的を達成するために存在し、「共同体」は、一定の目的がなくても存在しうるものとして、考えてみます。
 まず、「共同体」の例として一番身近なのは、「家族」「家庭」です。即ち、何らの目的がなくとも、存在し、ただ存在するだけで、心のよりどころになり(現代ではそうともいいきれないですが)、なくてはならない最小単位のものです。対して「機能体」の最たるものは、会社組織やNPO法人等の一定の目的の元に存在する団体です。
 例えば、入所の社会福祉施設はどうでしょうか?「機能体」でしょうか、「共同体」でしょうか。施設を経営している人、その職員、そこで生活している人、外から見る人によって「機能体」と「共同体」の割合が違うかもしれません。
 さて、ボランティアグループはどちらの方に近い存在か。考えてみましょう。どうですか?私自身は、ボランティアグループは、その必要性が求められて(例えば、プロペラが知的障害を持った子どもと遊ぶ。配食サービスをする。衣類を海外に送る等)初めにできあがります。そして、その発展していく中で、NPO法人化していく場合も多いようです。また、共同体的、サークル的ボラグループは、その主流の人間の個人的な事情で活動が続かなくなった時、自然消滅していきます。私自身としては、どちらの要素も不可欠で、ただ、理想をいえば、共同体的精神にのっとった上での機能体であって欲しいと思っています。それは、多くの疲れた人々のオアシス的な存在として現在のところ必要だと感じるからです。その為に、試行錯誤しながらこのグループを運営していますが、機能的な部分はやはり、個人の資質に負うところが大きいのが現状です。もう少し、経験の積み重ねが多くのメンバー間で共有できればとも感じますが。。。
ともあれ、ボランティアグループは、常々書いているように、個々のメンバーがこうしたい、こうありたい、こういう存在でありたいというものから始まります。楽しく、笑いながらみなが幸せになれる社会を共に作っていきましょう。
プロペラ代表  熊川英輔