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POEM

誰かに当てつけで言うわけではないけれど、「永続する関係や長生きすることがイコール幸福だ」などどいう思慮のない考えは慎みたい。ある関係が終わったことや短命が=失敗、不幸と捉えるのはあまりにお粗末にすぎるし、人間の深遠さに目を向けていないように思われる。
たった一日だけの関係であっても互いを認め、受け入れ、与えあうというものならば、たとえ50年続くとしても互いのあいだで流れるものが何もなく、息をつく空間もない淀んで閉塞した関係よりもはるかに意味合いが大きい。たった一日の命でも、その人が余すところなく表現され尽くしたとしたら、恐怖や否定的感情でがんじがらめの100年より……もし私たちが生存しているだけではなく生きることに取り組んでいるならば、関係がずっと続くこどや長生きすることは望まないだろう。

宇宙は闇だよ べつに悲観していってるわけじゃない
ただこの事実から目を逸らしたくない
そしてこの闇から太陽や地球が生まれ
そこから緑や水 人や動物ほかあらゆるものが
派生してきたと言われていることも

私たちが手も触れたくない自身の排泄物は大地を豊かにし植物に滋養を与える。
ならぱ私たちに栄養を与える植物の実や果実などはもしかすれば排泄物のようなものにあたり、植物本人にとってはみたくもない嫌なものなのかもしれない。
だとしたら彼らはきっとこう言っているに違いない。
「まあ、人間て代物はよくもあんなものが食べられるわねえ」
「人間は昔からマトモじゃないのよ。自分で穴を掘って自分が落ちて『だれだ!こんなところに穴掘ったのは!』なんて怒鳴ったり、自分で自分を縛っておいて『誰かこの鎖をはずしてくれ』なんて泣きべそかいたりね」 「そう、人間が進歩したなんて真っ赤な嘘。人間がやってることは今も昔と変わらない。色や形、衣装や姿こそ違え、その中身は自作自演の自分を忘れた痴呆症のオンパレード。でも…あんがい可愛いとこあんのよね」
「そうねえ。僧めないなあ、人間て」

だれかのいったことが真実かどうかを見極めるひとつのポイントは
それがわたしの深い静けさをたたえた場所にまで降りてきて
そこに潜んでいる傷つきやすい素顔のわたしにやさしく
あるいは駆け抜けるように触れてくるかどうかということ