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POEM

白うさぎは外の世界でふかく傷つき、穴蔵の最も暗い秘所へど身を隠した。
一秒が永遠とも感じられるなかでもがき苦しみ、自らの苦しみを苛んだ。
一時が過ぎ、月日の感覚がよみがえってきた頃、
ふと薄明かりが差しこんでいることに気づいた白うさぎは
見えない手に引かれるようにして空のもとへ、
守るものをもたない無防備な傷つきやすい自分をさらした。
空にはひときわ輝きを放つ星があり、全天の中心に座を占めていた。
瞬間、その中心と白うさぎの中心とがひとつに重なり、同じ波長でゆらぎ始め、
白うさぎの内面に軌道を描く星があらわれた。

内宇宙を巡る、なにものにも左右されないその星をもって生きるのだ。

傷が消えたわけではない。
そうではなくて傷を感じ、痛みつづけながら、開きつづけるのだ。
怒り、憎しみ、悲しみが確かにある、あるけれどその最中にあってもなお開き続けること、
それが計算や条件付けや訓練されたものではない真の思いやりへと変容される母胎になる。
結局のところ、誰も悪くはないのだ。
人と人が出会い、物事は起こり、起こりつづける…人が自らに鋤をいれ、自らを耕すために…。

空を、自らを仰ぎ見る白うさぎの目は、
不確かなものに確かな信頼を寄せる者特有の優しさと安らぎにみちていることを、
当の白うさぎは知る由もなかった。

あなたは私にあなた自身を与えてくれた
けれど彼はわたしに私自身を気づかせてくれた
あなたはやさしくていたわってくれ
彼は逃げたいほど真実に対し厳しかったけれど
わたしは彼により多くの感謝を抱いているなぜなら
私が最も必要としていたものを与えてくれたのは彼だから

え?なになに?死にたいだって?
う〜ん…そうか。
ぼくはあえて止めたりはしないけど、一言いわせてもらえるならば、
そんなに自分を急いて無理強いしなくとも自然が僕達のために用意した`時'がくればいずれは死ぬんだよね、誰もが。

それに無数の奇跡の連なりのうえで牛まれ来たこの命をその最後まで全うし、見届けてあげるのも誠実さや思いやりの1つだと思うし、
その時まで待って「やっぱり自分が生きたことに意昧なんてなかった」と嘆いても遅くはないよね、きっと。

`死ぬ気があればなんでもできる'と人はいう。
けど、ぼくは言えない。それでも死んだ気で生きてれば何かが生まれる可能惟はあるのかもしれない。たとえば本当の自分どか(ワォ〜これって誰もが奥底で求めてるもの?)。違うかなあ…。

本当の自分の気持ちに気づいたとき
その気持ちに素直に従うのに
いつであれ遅過ぎるということはないんだよ
あなたに選択した勇気があるのなら
あなたには選択し直す自由があるこどを忘れないで