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映画『マザーテレサ』を見て I am a pencil in God’s hands.       M.G.I

 私がこの映画を見に行こうと考えたのは、クリスチャンとして、触れる機会の多かったマザーテレサの言葉や思想に共感を覚えるところがあったこと。そして、この映画を通して、もっと彼女の思いに近づくことができたら、と考えたからです。 しかし、この映画で初めて彼女に触れた人たちは、マザーテレサという人を、また、クリスチャンをどのように理解するだろうかと、少し気になるところがありました。彼女は、行動の人でしたが、その行動を支える思想の中に、彼女の偉大さが隠れているように思います。映画の中では、あまり紹介されることのなかった彼女の言葉を、私の理解の中で、少しだけご紹介したいと思います。

― Love One Another ―

私たちは、自分たちよりも弱く、特に貧しい人たちへ何らかの奉仕活動を行う時、どのような思いでその人たちに接しているでしょうか。彼女はこう言います。「彼らが自分たちよりも弱く貧しいから、何かを与えるために彼らに接するのではない。彼らを愛するためである。」

― Love Until It Hurts ―

私たちは、自分に余裕のあるとき、自らを苦しめない範囲であまっているものを他者に差し出すことがあります。最良のものは自分自身に取っておいて。彼女は言います。「その身に、痛みを感じるところまで自らを与えること。」

― If we really want to love we must learn how to forgive. ―

私たちは、人に対して好き嫌いがあり、優しくできる相手と、それが出来ない相手がいます。自分を愛してくれるからこそ、私もその人を大切に思える。彼女はこう言うのです。「1日に5回、あなたが本当は微笑みを見せたくない人にほほえみかけなさい。平和は微笑みから始まります。」

― Love starts at home ―

愛の始まりは、気付くことからではないでしょうか。気付いて理解すること。
「家族の中に、或いは自分のすぐそばで、孤独を感じている人、病気の人、心配している人がいるかもしれません。私たちは、彼らのそばにいるでしょうか。」

映画の最後に近い場面で、マザーが、彼女の活動と関係のあるNGOを会議の最中に解散するところがあります。彼女の思いを象徴的に表すシーンでした。

「死にかかっている一人の男の人を見つけました。何百人もの人が食糧問題と飢餓について会議をしているその扉のすぐ前で。」(以上は映画の中でのセリフではありません。)

これから映画をご覧になる方にとって、マザーとの出会いが素敵なものになりますように。
* 参 考 *
映画『マザー・テレサ』
日本では、2005年8月に公開されました。
監督/ファブリッツィオ・コスタ
脚本/フランチェスコ・スカルダマーリャ
マザー・テレサ/オリビア・ハッセー
セラーノ新婦/セバスティアーノ・ソマ
マザー・ドゥ・スナークル/ラウラ・モランテ
公式サイト