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ちょっとまじめな、でも知っておきたいお話し(4)


さてさて、いくつか自己決定って、私の仕事って・・・
ということを書いてきましたが皆さんに問題提起できてるのかな。

今回は、この仕事を始めて近ごろ多いなと感じる、
“親族関係”で難解なケースについてです。


【ケース】

あなたは、親族と同居している知的障害を持つ30歳です。
年金(約8万円)と福祉手当て(1万5千円)、あと就労しているので給料が月に1万円でています。

しかし、年金は同居している親族が「生活費」として、あなたの口座から年金すべてを払戻し、持っていってしまいます。

そのため、通所授産施設への利用料を払ってしまうと、お小遣いがほとんどありません。

困ったあなたは、親族に「持っていかないで欲しい」や「自分のお金を自分で管理したい」ことを話しましたが、

「あなたにはその能力がないから
わたしが管理してあげているので必要が無い」

と一蹴されてしまいます。

自分のお金を自分のために使うために、いろいろな人に相談しました。
結果、自分の権利を守るため「成年後見制度」を利用することにしました。

しばらく経って、あなたの成年後見人が年金の引渡しを親族に求めると、

「一緒に住んでいるからお金をもらうのは当然だ」
「障害を持っているあなたの面倒をみてきたのだから生活費としてお金をもらうのは当然だ」
「お金を払わないなら縁を切る」と言います。

そして、あなたのことを自宅であった家から追い出そうとするのでした・・・。

「本人のものは(管理を手伝っている)私のもの」なんでしょうか・・・

当然なのでしょうか?皆さんは、どう思いますか?

ついつい忘れがちな「本人のものは本人のもの」という視点・・・

日々のなかで忘れがちなのですけど、いつも心のどこかにあって欲しいと思うんです。

おく

*成年後見人・・・あなたのお金や生活を守るための法的権利を有する人

(4)へ続く