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http://www.propeller.npo-jp.net/ −ボランティア募集中−


プロペラ代表あいさつ


(はじめに)

プロペラは、埼玉県のさいたま市(おもに旧大宮)を拠点とするボランティアグループです。 私たちのグループは、平成7年4月に結成しました。福祉関係のボランティアを中心に身の回りでできることを探し、そして活動を行っています。現在は主に知的障害を持った子供たちと休日を利用して遊びに行ったりしています。
具体的な活動については、このHPの各所をご覧くださると助かります。

 さて、日本におけるボランティア活動の必要性は、欧米諸国に比べると社会構造の面から低いようです。例えば、アメリカにおいては、ボランティア団体(NGO,NPO)やボランティア活動は、社会の中で企業や公共団体と同じように中心の役割になっています。対して、日本では、一般企業やお役所がやらないところを補充的に実施する、(主体的でないという意)ようなきらいがあります。これはとりあえずお役所(お上)が全てを網羅すべきというアメリカ的でない日本人の性質によるものも多いと思います。
私自身、日本とアメリカのボランティア活動の差異をいろいろ感じますが、今後どのようなスタイルが日本のボランティア活動として根付くのか、理想なのか手探り状態です。アメリカ人の自分たちの社会は自分たちで運営するという自覚と責任を加えつつ日本の風土にあったものができればと考えています。

(知的障害児たちのことについて)

身体障害者関係の福祉については、日本は比較的充実していますし、障害者自らが声を上げることも可能です。しかし、知的障害児、者は、自ら何が足りず、何が欲しいかをいうことが難しく、両親を中心とした身近な者がその代弁者となります。行政による対応が遅れている方面でもあります。(障害といっても、身体障害の方々の方が、知的障害の方々より自分の欲求を明確にすることができる点で幸せだと思います。)

さて、そこで、知的障害児が何を求めているか。これは難しい問題です。
生きること、充実して生きること、何を喜びとするのか、どうやって将来食べていくのか、親無き後どのように生きていくのか、様々な課題があり、これから一つ一つ解決していかなければなりません。試行錯誤しながらやっていきたいと思います。

(さいごに)

私たちのグループはそれぞれ本業(仕事や勉学)を持ち、専従としておこなっていません。したがって、学生は学生なりの貢献をし、社会人は社会人なりの貢献をします。お互いが支えあい活動をしていっています。この本業を持ちながら、社会に貢献する方法(もちろん本業も何らかの形で社会に貢献しているはずです)を各自が探し出し、多くの人がボランティア活動を続けてくれるようになることを望みます。そして、何よりも このグループが個人と社会をつなげる架け橋となることを願います。

2000/11/6

プロペラ代表    



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