プロペラvol.5

プロペラのカレー屋さん
近ごろのポラン
プロペラー周年にあたって
今年の予定
ヘリポート
遠くを見つめる瞳のむこうにあるもの
これがおすすめ
プロペラのカレー屋さん  さる3月22日(土)に伊奈町にある埼玉県県民活動総合センターでボランティアフェスティバルが開催され、プロペラでも昨年と同様にカレーショップを出しました。
 当日はあいにく雨模様でしたが、人の入りもまずまずで、大きな寸胴鍋一杯につくったカレーライス約300食は、残らず完売になりました。カレーの味は、タマネギを多くいれたので、少し甘口でした。ご飯もうまく炊くことができました。
 Kさんのお知り合いでラーメン屋さんのT野さんご夫妻には、300人分の中華鍋やその他の器具を貸り、また当日の朝は約50人分のご飯を炊いてもらい裏方としてお手伝いいただきました。ここにそのご協力内容をみなさんにお知らせし、お礼を述べるものです。本当にありがとうございました。
 カレーや飲み物の他には、プロペラの活動1年間をパネルに貼り展示しました。良くできましたので、事務所に貼っています。
 準備は、3月20日(祝日)、3月21日(金)の両日で行いました。カレーの300人分の仕込(しゅうちゃんのお母さんとそのご友人のYさんもありがとうございます)、パネルの作成、その他様々な準備をしていただいたみなさん、ありがとうございました。
 また、当日お手伝いをしてくれたみなさんも本当にありがとう。

近ごろのポラン
おもちつき以来、いろんな事をしてきました。3月3日ひなまつりにむけて、通常活動にて、みんなで、おりがみのおひなさまを作りました。そしてお母さんたちの手作りちらしずしを食べて、おひなまつりをしました。
3月29日には、日高市にある日和田山に登りました。お昼は高麗川の河原で食べました。雨にも降られず、けが人もなく、みんな元気に帰ってきました。
これからもいろいろ、イベントを企画する予定ですので、楽しみにしていて下さい。また、何かやりたい事があれば、どんどん言って来てください。

プロペラー周年にあたって
代表熊川英輔
 桜の花が咲く季節がまたやってきました。
 一年前の同じ時期でした。若いメンバー達とこのグループを結成したのは。
本当にいろいろなことがありましたね、この一年間。主力となって活躍された方々は、本当にご苦労さまでした。年長の方々、私と同年代の方々も若い人をサポートし、未熟な私を支えてくださり本当にありがとうございました。ポランの広場の活動をはじめ、様々な行事の中で右往左往しつつも本当によくやってくれたと思います。本当にありがとうございました。そして、私自身、各人の意志を尊重し、なおかつ、グループとしてのまとまりを維持していくのは何と難しいことかを、思い知らされた一年でもありました。
 さて、これからは新しい年度を迎えることになります。
人には出会いと別れがあるものですが、昨年中心に活動していただいた会員の中でも、新しく社会人になり生活の変化が生じる人もいます。日々の慌ただしい生活の中で、心が洗われる想い、何か感動する出来事に出会うこと、気付くことはなかなか難しいかもしれません。しかし、長い人生の中でここで体験したことを忘れず、今現在自分ができることを常に考え続け、より良き選択をし、実際に行動する、そして安定した日々の生活を営んで欲しいと思います。プロペラはいつまでも、だれもが集える場所として存在しますから。少し寂しくはなりますが、がんばってください。
 又、昨年から引き続き活動する人には、昨年の経験を踏まえ、活動の内容を充実させるべく、自由な発想をめぐらし今年もがんばって欲しいと思います。  又、新しく今年になって会員になられた方々も多くいます。プロペラというグループは、会員各自を尊重(その思い、選択)します。しかし、それは勝手気ままを意味するのではなく、相互の思いやりを持ち続けることも意味します。例えるなら、一人一人が地上に植えられたばかりの種であり苗木であり、これから10年、20年先において、立派な幹になり、互いに一本の木として独立しつつも、根っこで繋がりながら共存共栄をはかれるようになって欲しいと思います。新しく加人した人も含め、創刊号に書ぎましたが、ここをどのようなグループにしていくかは皆さんの力によります。一人一人が集まって成り立っているグループです。がんばりましょう。

 さて、プロペラの活動ですが、今年もボランの広場、楽しく歩く会、マザーランドを中心に、又、プロペラ独自の企画(お茶会、クリスマス会、旅行等)も実施する予定です。もちろん私ひとりではできませんので、皆にも役割を分担していきたいと思います。
 私の反省として、あまりにも身近の人だけに頼りすぎた面があります。その結果無用の心配や迷惑をかけてしまい、申し訳なく思っています。私自身今まで踏ん切りがつかず歯切れが悪かった面もありますが、今後は、自分の過ちに気付きできるだけ直していこうと決意しました。そして、私の持つ長所を生かしてこのグループを運営したいと思っています。
 今年からは、会員の皆さんには何らかの役割を持ってもらい(もちろん各人の事情がありますので一律ではなく臨機応変になりますが)、プロペラとしてのルールを少し明碓にしていきたいと思っています(プロペラに会則はありません。私自身としては社会にある常識、良識がルールと思い、あまり強く言いませんでした。)。もちろん各々のルールについては話し合って決めていきます。しかしながらこれは会員を縛るものではなく、逆により自由にするものです。即ち、やってはいけないことを示すことにより、それ以外の自由な活動ができるようにするものと理解してください。
 この一年はどのような一年になるのでしょうか?
 又、新しい人が加人し、自由な発想と想いで楽しく過ごすことができるでしょうか。日々のうつろいやすい生活の中、自ら良き選択をし、生き続けることができるでしょうか。次の世代は本当にくるのでしょうか?不安と希望が入り交じった思いです。
 願わくば、ここに集う人々が、自らの生き甲斐、生き方を発見し、悔いのない人生を送り、又、若い人々は社会の中にいる自分を見つめ、日々努力し、より充実した毎日を暮らせることを望むものです。お互い心したいものですね。
 それでは長くなりましたが、これで終わります。今年もよろしくお願いします。
 どうもありがとうございました。

今年の予定
ポランの広場 毎月第1、第3、第4土曜日に大宮勤労青少年ホームで活動をします。
今年は、ひな祭リなどの季節行事やハイキング、クリスマス会などのイペントも行います。

楽しく歩く会 毎月第2日曜日に更正施設あげおで活動をします。

マザーランド 毎週火曜日と日曜日(随時)に品川埠頭にて荷物の仕分け作業をしています。

プロペラの企画
  1)1泊旅行の計画 夏休みに案施する予定です。 2)バーペキュウー大会 秋頃実施する予定です。 3)クリスマス会 今年も12月に実施します。 4)お茶会 今年は継続的にやリたいと恩っています。

ふれあいフェスティバル参加のお知らせ
日時:5月18日(日)9時〜16時
場所:見沼greenセンター
参加内容:模擬店「プロペラのカレー屋さん」
販売物:カレーライス、飲物、デサート(桃の缶詰)各500食
当日は20人程度の人が必要となりますので、皆さんふるってご参加ください。
なお、前日の5月17日(土)に事務所で準備を行います。こちらの方も併せてお願します。
視覚障害者の方との交流について

 去年の9月から毎月25日に視覚障害の方と飲み会やカラオケをして、いろんな話をする会を企画しています。なぜこの会を始めたかというと、去年の8月に社協主催の視覚障害の交流パーテイーがあり、その時に「これだけでなく、今後もこんな交流会があれぱいいね」ということで始まりました。
 参加されている方々は主に、埼玉県の盲人野球チームに入っていて、酒好き歌好きな人ぱかりです。年齢層も幅広く20〜50歳代までで、話をしてみると楽しいひとときを過ごせると思います。
 視覚障害の方々は、全盲と弱視の方です。全盲は全く視力がなく、弱視は両眼でO.01前後の方たちで、大まかなことは見える程度と思っていただけれぱいいと思います。話をして感じることは、視覚がおとろえている反面・耳からの情報を敏感に感じとっているようです。まわりの雰囲気もすべてお見通し(?)だと思います。
 最後に、この交流会は毎月25日に行っています。店はその都度決めていますが、飲み会やカラオケがメインです。最近では20名前後でやっていますので興味のある方は参加してみてください。

新会員紹介
H.まゆみさん、H.みわさん、S.ひろこさん、A.なつよさん、S.あきこさん、S.ありささん

ヘリポート
 ポランの広場に入って1年半が経ちます。断続的にではありますが、活動を続けてきました。
 入会の動機は、特にはっきりしたものではなかったように思います。ボランテイアを行ってみたい気持ちはあったものの、具体的に何をしたらよいのかは自分でもよ く分かっていなかったし、もしかしたら職場以外の所で人間関係をつくりたかっただけかも知れません。なんか、不純だね。
 でも、ポランの活動を続けているうちに、色々なことが分かりました。高齢化社会をひかえた現在、また、心身の健康を維持しにくくなってきたいる現在、そして、環境問題が今以上に深刻化し、障害児の誕生する可能性がますます高くなるであろう将来、ポランテイアは不可欠です。今は、自分に出来ることを少しでも広げて行けたら、という気持ちになっています。施設にお勤めの方々から、様々なお話を伺うことが出来たのも貴重でした。ポランの子どもたちとの交流も(今は時々しか行けないせいかも知れませんが)、活動後気持ちがリフレッシュされるような気がします。ボランテイア仲間たちとの交流もますます楽しく、やすらきを与えてくれます。
人会して良かったと思います。これは、本当の気持ちです。一昨年の8月下旬、大宮でみた「障害児と遊びませんか」という一枚のチラシが、自分の人生にこれだけ大きくかかわってくるとは、本当に驚きです。
 よく「人生はマラソンだ」なんて言います。ボランテイアも似たところがあると思います。少レづつ、でも決して止めずに続けていきたいと思います。これからもよろしく。H.M.
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皆さん、こんにちは。I.K.です。私がポランの広場に初めて参加したのは、'95年7月のことです。その前の6月に、ポラン主催の講演会でM山さんと出会い、さそわれたのがきっかけです。その頃、ボランティアというものをあまりとく知らなかったので、最初は断りました。でも、見学から始めてもよいとおっしゃってくださり、軽い気持ちから参加し始め、あれから2年近くになろうとしています。この間にいろいろなことがありました。その中でも、私のとって大きな変化をもたらしたものの一つに、ヴァイオリンが挙げられます。
 クラシックは、母親の影響もあって、小さい頃から大好きで、これかででも、ヴァイオリンを習ってみたいと何度も思っていました。でも続ける自信がなく、あきらめかけていました。そんなある日、五嶋みどりさんの演奏を聴き、とても感動し、弾いてみたいと切望するようになったのです。(と言ってもこれは数年以上も前のことです)習い始めて約1年。制約条件はいろいろありました。それでも続けてこられたのは、やはり好きだから、ということと、K田さんをはじめとした、多くの方々からの応援があったからだと思います。これからも制約条件はあると思いますが、細く長く続けて行こうと思います。今ある曲を目標にしています。その曲が弾けるようになったら、皆さんに聴いてほしいです。その日を夢見つつ、ペンを置きます。

*遠くを見つめる瞳のむこうにあるもの*

 みなさんこんにちは。H.K.です。仕事は建設業をしていまして、歳はえ〜と1,2,3・・29回指が動きました。ということはお分かりですね。
つい先日まで裸足で沼に飛びこんでザリガニを捕っていたと思ったら(いつの話だ)、もうこんなに月日が経っていました。光陰矢の如しといいますが、ほんとうに時の経つのは早い(そのわりに給料日は遅い)ものですね。
 話は変りますが、テレビで流れる、繍麗な女優さんを起用した口紅やシャンプーなどのCM。華やかですね。でも、その影では毒性試験と称する動物実験がおこなわれ、年間何万、何十万という数の動物が拷問のような(あるいはそれ以上の)苦痛のうえの死を迎えています。
 最近、考えさせられることの一つに、この亙動物実験』があります。
 現在、動物実験がおこなわれる分野は大まかに分けて医学関係、化粧品関連、兵器産業にそれぞれ3分の1くらいといわれています(他に食品添加物などもあり)。この中でも一番、問題が明確に現れている化粧品を主眼において話したいと思います。
 日本では新規成分(化学物質)を含む化粧品を製造・販売するには動物実験のデータを厚生省に提出しなけれぱ認可がおりません。つまり厚生省が義務づけているためです。具体的にどんな実験法があるかというと、たとえばドレイズテスト―ウサギの眼に試験液(化学物質)を点眼し、どのような刺激があるか観察する。眠を手足で擦らないようにするため、頭だけが出る拘束器に入れられ、瞼をクリップなどで固定されたまま72時間から3週間続けられる。麻酔をされないため、あまりの痛さから暴れ、首の骨などを折 って死んでしまうこともよくあるそうです。
 LD50―100匹なら100匹のラットなどを用意し、どれだけの化学物質を投与すれば半数が死にいたるかを求めるもの。
 これらの実験は最も非人道的で無意味な実験といわれ、世界的に批判されています。それも当然のこどと思います。実験の意義は正確なデータを得ることにあります。しかし我々消費者が普段の生活上で摂取しうる何百倍、何万倍の量を与えたり、狭い空間に閉じ込め拘束された状態ではストレスは想像もできないほどおおきいものであるはずです。そのため、これらの実験は得られるデータに信頼性がなく、医師や科学者の中からも疑間や批判の声があがっています。
 こういったことをいうときまって「じゃあおまえは豚肉や牛肉を食べないのか」と反論する方がいます。答を先に述ぺれば、食べます。しかしそれは地球上の生けとし生けるものの悲しく残酷な話ですが、食物連鎖という自然の摂理だと思うのです。たしかに各個の生物が他の生物を食さなくても生きていけるのなら、それがベストでしょう。ですが、仮にそれを実行したとしたら、おそらくこの地球上から生物は絶減、あるいはそれに近いくらいに激減するでしょう。それは、これまで生物が35億年どいう気の遠くなるような月日のなかで得たもの、また未来をも否定することになります。
 いっぽう、口紅やシャンプーはどうですか?なければ生きていかれませんか?ここでお断りしておきたいのは、なにも口紅やシャンプーなどなくてもいい、あんなもの無くしてしまえと言っているのではないのです。ぼく自身シャンプーは使いますし、口紅などで装った女性を目にするのは嬉しいものです。ではなにが言いたいのかというと、動物実験が必要なのは新しい化学物質を加えたり、組み合わせや配合を変えた物に限ります。いいかえれば、今までに発売した製晶なら100個作ろうが1億個作ろうが(すでにし てあるので)動物実験をする必要はないのです。にもかかわらずメーカーはたいして代わり映えもしない新製品をせっせせっせと世に送りだしています。われわれはそれを知らずに買い、動物にたいする虐待の一翼を担わされています。僕自身、その責任の一部を負っています。だからこそこういった問題をなくす義務があるとおもうのです。

Q1.実験につかわれる動物はどこからくるの?
(答は次の次ぺ一ジ)
化粧品のもうひとつの間題はその成分自体にもあります。これには『どうしても化粧したいあなたに』という本を出されている船瀬俊介氏の的確な言葉をいくつか抜粋、拝借しまして紹介します。
「人間の表皮には皮脂膜という第一のバリアーゾーンがあって〜〜この皮脂膜が潤いと張りのある肌を守ってくれています。それを洗顔すると、表皮の角質が奪われるのでかさつく。その時、お手元のクリームをたっぷりと塗ってくださいというのが化粧品会杜の宣伝の手口です。ところが皮膚は外から塗ってくれるのなら、皮脂をだすのをさぼらちゃおうということになります。
〜〜毎日クリームを塗っていると皮脂腺は退化してしまうのです〜〜クリームを塗らないと突っ張る、また塗る、突っ張るという繰り返しで、化粧品会杜は女性に一度この習慣を植えこんだら、後は何十年も顧客をっかむことができる」**「クリーム・乳液の成分は水と脂です。脂は腐ります。それを防ぐために防腐剤、微生物を殺す薬剤を入れます。はっきりいって毒物を配合するわけです。これらにも発ガン性、皮膚粘膜刺激、急性致死毒性があります。…まさしく、化粧晶の化学物質の浸透が、急性・慢性のシミや汚れなどの原因となっていくわけです」**「週一回のシャンプーを週七回にしたら売り上げも七倍です。そのかわり髪のトラブルも七倍にふえる。すると傷んだ髪にはトリートメント等・・と、十倍のヘアケア商品が売れるようになる。そもそもなんで髪が傷むのですか。朝シャンのせいではないですか。ブームが去って残ったのは、女性用カツラの売り上げが五・五倍になったという数字です」**「これだけ化粧品被害が続出しているのに、なぜ皮膚科の先生達は一言も発言しないのか。というとマスコミでも有名な先生が答えてくれました。化粧品が売れなくなると、皮膚科医の半分は食い上げになると」なぜこのような例をだしたのかといいますと、実験される動物はいうに及ばず、われわれ消費者も害のあるものを使わされ、被害を受けているということを知ってもらいたかったからなのです。それを政・官・産・情(マスコミ)・学界の権力者たちは仲良くお手手をつなぎ、故意にそうした事実を隠蔽し、ごまかしたりしています。これは、簡単にいえぱ自分たちがいい思いをできれぱ消費者などどうなってもいいということではありませんか。動物だけでなく、われわれをも軽視しているとはおもえませんか。

Q2化粧品の成分にあるコラーゲンの材料はなんなの?
(答は次の次ぺ一ジ)

 医学の面でもこれと似たような例をあげることができます。
 よく動物実験は医学の向上に役立っているのだから仕方がない、という人がいます。しかし実際に動物実験をおこなう真の目的は、論文を作成して、あわよくばなにかの賞をとって履歴書に輝かしい点を残したいというものが少なくないようですし、たんに研究者の輿昧だけでおこなわれているものもあるようです。そして薬の開発についておそろしいのは、動物実験がおわれば次の段階では臨床試験という名の人体実験に移行するということです。ヤ〇〇ルトが開発した塩酸イリノテカンという抗がん剤は、動物実験で有効とされたにもかかわらず、臨床試験で死者をだし、さらに販売後にも死者をだしたために起訴問題になったという事件もありました。なぜこのような間題がおきてしまうのでしょうか。それは種の違いによる代謝の相違、食べ物の違い、環境要因の違い、心理的要因の違いなどの理由によるものがおおきいといえそうです。たとえぱ人間にとって猛毒の砒素に羊は平気だそうです。実験室は光線、空調、温度がコントロールされ、太陽光は差し込まない密室、という場所に閉じ込められています。このような環境におかれたものは、そういった拘束がない我々と同じ精神状態にあり、身体にたいする影響も同じだとおもえますか。
Q1の答え↓
 実験に使用される動物は野生からの捕獲、施設内での繁殖、民間の繁殖業者からの供給、引き取り業者による売却、保健所や動物管理事務所などからの払い下げといったルートでやってくるようです。なかでも強調したいのは保健所などの件です。みなさんが引っ越しする、子供が生まれるので飼えなくなった等の理由で保健所などに可愛がっていた動物を持ち込んだとします。
 その動物は新たな飼い主のもとで幸せに暮らす、悪くても安楽死させてもらうだろう・・こんなところですか。少数は幸運にも心あるひとに引き取られています。しかし残りの大部分のうちの90%は炭酸ガスを使用して殺処分され、これはひじょうな苦しみを伴う窒息死です。しかも自動でそのまま焼却炉へ送られる場合には死亡の確認ができません。特に新生児は死ににくいということなので、生きたまま焼却炉へ・・これがどういったことか説明するまでもないでしょう。
 そして残りの10%は死ぬよりも苦しい動物実験への片道切符を手に、死に神を同伴者として逃げ道のない旅へと連れていかれます。人によくなつき、従順な動物ほどその切符を手にする可能性はたかいのです。人間に尽し、信じきった動物が、苦しみのなかで人間への不信感を募らせながらこの世を去っていく・・動物実験を蔓延させている要因のひとつは安易に動物を捨てたり、保健所などに持ち込む我々にもあるということを心に留めてください。
 動物実験への一筋の光りとして代替法(欧米ではカ)なり普及)があります。これは動物を使わない実験法というもので、カボチャの皮や人の皮膚を利用したものがあり、コストもあまりかからず、時間も大幅に短縮できるそうです。ただ現時点ですぺての実験を代替法にかえることは難しいようですが。
 本来、アフリカ奥地でひっそりどくらしていたエボラ・ウィルスその他の病原菌の領地に、森林を伐採し、土足で踏みこんだ繕果、人に感染したのだという説があります。記録的な早魅や豪雪の要因の多くは人間の生活・活動にあるという説もあります。人類の直接の祖先といわれるアウストラロピテクスから500万年が経過した現在、人間はその知恵と勇気と努力で様々なものを作りだし、あらゆる困難を克服してきました。ですがそのために他の生物が絶減を余儀なくされたり、うまくまわっていた地球というメリーゴーランドは歯車が壊れかかれった状態という有様です。このあたりで一度、うまく共存していた頃の原点へと立ち返り、すべては人間のもの、自分のためのものという驕りを捨てる段階にきているのではないでしょうか。
動物実験をたいした間題ではないと軽くあしらうむきもありますが、この問題を考えると人間の倫理観、環境問題や福祉問題などあらゆるものにつながることがわかります。すなわち動物実験を考えるということは世の中、ひいては人間の心の在り方を問うことでもあるとおもうのです。
 いずれにしても政界、産業界、医学界、その他すべての人が動物実験廃止の方向へどむかい、それが達成されたとき、人類はひとまわりもふたまわりも飛躍することでしょう。
 これを機会にみなさんが真剣に考え、なにかしらの行動をしてくれたら、これほど嬉しいことはありません。また反論、意見などありましたら遠慮はいりません、機関銃のようにあびせてください。
 あれも言いたい、これも言いたいと欲張り、気がついたら長い文章になってしまいました。短くまどめられなかったことは反省しています。ですが愚痴でも聞いてやるつもりで誌んでください。
 皆さんと会えて小太郎もよろこんでいます(?)。では、いざゆかん、獣の道を(???)。

Q2の答/人間の中絶胎児など

‐参考文献‐
「動物実験を考える」「どうしても化粧したいあなたに」(以上 ミー書房)
「怖い洗剤1000種」(ナショナル出版)
「現代の蛮行」(新泉社)

遠くを見つめる瞳に映る

緑したたる原始の森

火を噴く山風そよぐ草の海

遥かな記憶の幻影悲哀を宿す瞳にかぶさる刺の塵

喚きたてる鉄の鳥

呪われし背徳のものたちよ

貧欲なるその鉄爪で彼の地まで貧らんとするならぱ

天は蒼蒼と照ることを拒み

大地は足元を掬わんど画策し

かならずや月影の坊徨する

受難の操狂へと誘われ

翻弄の剣が峰にたたされるであろう


これがおすすめ
S.H.の これがおすすめ/読書編
さて!私がおすすめする本というのは…。
題名 『いじわるうさぎの正体』
著者 俣野温子(またの・あつこ)
出版社 ほるぷ出版
・・・この本は15こくらいの短いお話が書かれています。
絵本とはまた違ったかわいい感じの本です。読んでいるとホッとするような内容なので是非読んでみてね!
これとは別に俣野さんの本で…
『かなしいときはかなしいままがいい』というのもあります。
これは元気100倍になれる本です!
おちこんでいる時に読むといいかな?!っということで以上!終わり!!

変なM.の こりがおすすめ/読書編
『荘子』第一冊「内編」岩波文庫520円
・今から2500年ぐらい前に中国に住んでいた荘子さんの言ってた事を集めた本。
・「論語」で有名な孔子とは逆の立場の人。
・「人生って何?」「思考って何?」「おれってば何?」とかを考えまくってる人向き。
・悲しくても、しあわせでも生きてても死んじゃっても、どーでもいい」という、まさにM的人間には涙なくしては読めない内容。
・「いままでの人生でいちばん感動したのはこの本を読んだ時です」(M.談)

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