プロペラvol.15<1999/7,8月号>

21世紀への警告(第3回)
こころみ学園バス旅行
華蔵寺公園旅行
手話で話そう
ポランの日曜日
マザーランドアカデミーへの協力
えくぼの活動
あらいぶ 第三集
事務局から

21世紀への警告(第3回)

 今回は、国際問題を切り口に記します。
 今、悲しむぺきことは、民族、人種、宗教の違いによる争いが絶えないことです。何故こうも人は争うのか。そして、何を守るがために戦うのかがその議論の中心になります。
 まず、個人に置き換えて考えてみます。私たちが守るもの、守るぺき大事なものはなんでしようか。自分の命、生活の安全、老後の暮らしといった自分に関することと、周りの人、家族、恋人、友人彦どに関することでしょうか。少なくとも自分のことだけを考え、他はどうでもいいという人はほとんどいないでしよう。そして、「人は誰かのためにと思うと強くなることができる。」といわれます。子を産み、守り育てる母がその代表によくあげられます。みなさんは、いかがでしょうか。一番自分が守りたいもの。本当に守りたいものは何でしようか。こういった難しい問題は、日ごろ考えていないと出てきません。
 そして、もちろんいろいろな意見があるかと思いますが、人の親を例にとると、「子供の将来」がその守るべき事柄のトップになるのではないでしょうか。そして、次に妻や夫のこと。そして、そのために行動することになるのでしょう。日本においては、海外の緊迫した状況に置かれている人々と異なり、考えにくい面もありますが、本当に自分が守るぺきものを後述のように、自分の周りだけでなく、身近な社会や国家、世界を含めた広い視点で)つきつめて考えておくことも必要だと思います。
 さて、次に国家に置き換えます。国家が守るぺきものは何か。まず第一は、そ一の構成員である国民の利益(生命、財産他)です。そして、それは、現在の国民のみならず、将来の構成員の利益(平たくいえば現在のこども)をも含むことになるでしよう。そして、そのために、国内的、国際的に活動することになる。そう、自らの生存の可能性を模索してです。その結栗が現在の世界構勢、世界のパランスになっています。
 自らの国家、国民が生き残ることを至上命題にして、国家は行動します。(もちろん、国家があっての国民ではなく、国民あっての国家です。大を生かすために小を殺してもいいという諭理は通用しません。)進路の定まらない目本もそのはずです。そして、他の諸外国もまず第一に自国民の利益を考えます。自国民の安全を脅かす場合は、戦い守ります。

 さて、何を守るために戦うのかという点はこれくらいにして、何故こうも人は争うのかという点を少し考察したいと思います。
 なぜ人は争うのか。これについてはいろいろな諭証がありますが、こう考えてみたいと思います(仮説)。まず、人類は太古から争いを繰り返していた。もちろん現代でも世界的規模から身近なところまで争いは存在する。そして、桔来にわたっても争いはなくなることはない。すなわち、争いは人間の根本的な牲質からくるものであり、それを除去することは不可能である。しかし、人類には他と調整する能力(寛容さ、謙虚さ、和を愛する心、自分を律する力等)がある。それによって衝突を緩和することができ、平和な状態を作り出すことができる。本能に根ざした自已の主張と自己と他.とのパランスをとる能力(理性といってもよい)によって、私たちは生きているのではないかと最近しばしぼ思います。
みなさんはどうお考えですか?



梅雨の真っ只中にもかかわらず暑いほどのお天気に恵まれた6月12日に
栃木県足利市の入所施設こころみ学園に行ってきました
(着くなり大型バスが2台止まっていた)
川田昇園長の雄弁なお話。食堂でのお話だったので食事の準備も垣間見られました。
(行きのバスで講演会のビデオを見ていったのでなんだか同じ話をしているような…)
施設内部もオープンに公開しショッキングな鎖につながれた人もいましたね。
あっちこっちの施設を見て歩くとまあこれも仕方ないか、
鍵をかけて部屋に閉じ込めるか、薬付けにして管理しやすくするか、そういう重度の人は受け入れないか、
肯定したくはないけれどこれが現実みたいな…だからとても手のかかる人の親は多額の金を出し、頭を下げてでも入れてくれる所があれぱほっと胸をなでおろす
入所は入所だねってこれが本音の感想かな。我が事と考えた時にじゃあ自分ちのこはどうするの?
“せめて入所には入れたくない"(やっぱりこれかな!)
その為には今出来ることをしていこう
それにしてもワイン、ジュースはおいしかったね
自然の中で飲むから余計おいしい
お土産に買ったジュースその1本をお友達にあげることにしたら子供は納得できない
その1本も家で飲むんだって言い張っていた。
そうそう、こころみ学園のほかと違う一番のてんは一般に公開している所
私達と一緒に話を聞き、見学に訪れていた白岡の人たちは知的な人とは何の関わりもないと、. いっていた。
一人でも多くの人に見てもらい、知ってもらい、少し考えてもらうそんなきっかけになるとうれしい
お世話係のS田さんS藤さんご苦労様でした
澤田さんの会計報告すごい!えらい!斎藤さんのパンフレット永久保存版だね!パズルのような…N井記

華蔵寺公園旅行(けぞうじこうえんりよこう)

5月8日に華蔵寺公園にバスでいってきました。
このひはとてもいいお天気で、夏のような日で、かき氷がとてもおいしかったです。
遊園地には、メリーゴーランド、大観覧車、汽車ぽっぽなどたくさんありました。
とてもこわいジェットコースターもありました。
もうひとつの水のジェットコースターは、なおちやんが大のお気に入りになってしまい、 5回くらい乗ってしまいました。たかちやんは、突然急降下するのにぴっくりしたようで、 前にいたお母さんにしがみついたそうです。おわり

手話で話そう

手話イラスト画像
ポランの日曜日

6月6日(日)晴れ
よく晴れた日曜日、大宮からニューシャトルに乗って、みんなで伊奈公園に行きました。
とても暑い日だったので、噴水での水遊びがとっても気持ちよかったです。特に、のりくんとだいぢやんはびしょぬれになって、とってもうれしそうでした。
公園の中には、アスレチックもあったので、ちよっとこわがりやさんもいたけれど、みんなで挑戦しました。
見た目は簡単そうなアスレチックがあって、ともちゃんが、とても上手にできていたので、ポラも挑戦してみましたが、見事に落ちました。やっぱりおじさんとおばさんには無理だったんだね。
でもやっぱり、外でお弁当を食べたりするのって気持ちいいよね。今度は、私にも犬のナルトが入ったラーメンちょうだいね。
バーヘキューのできる広場もあったので、今度はみんなで肉を食いましょう。



 「アフリカの子供達に食料と衣料を送ろう」ということで、しばらく休止していたマザーランドヘの協カをさる6月1日(火)に久しぷりにしました。
 今回のきっかけは、プロペラのHP(ホームページ)でアフリカの子供達への支援を載せたところ、問い合わせが多くありました。そこでその方々の荷物と、プロペラの事務所に眠っていた古着の合計9箱を持っていったものです。
 家に眠っている古着(もちろん新品でも可)やお米などの食料がありましたら協力してくださいね。ちなみに、次回は、7月20日に行く予定です。もし、荷物がありましたら ご連絡の上、お送りくださるようよろしくお願いします。

えくぼの活動「知的障害者の暮らしを考える集い」

さる6月13日(日)伊奈公園でバーベキュー大会をしてきました。埼玉福祉専門学校に通うボラが中心となって、場所取りや買出しなどの事前準備をしました。当日は天候にもめぐまれ、水遊びやかき氷、すいかわりなどを楽しみました。もちろんバーベキューも十分楽しみました。
今度は、夏休みに栃木のウインドファニリー牧場にキャンプに行く予定です。

年間予定表
平成11年 7月31日、8月1日  夏休みキャンプ(ファミリー牧場)
平成11年 8月29日  魚釣りとバーベキュー
平成11年 9月23日  散歩とサッカー
平成11年 10月23日、24日  星を見る会(星ふる里)
平成11年 12月4日  ボーリング大会とクリスマス会

このほか、勉強会をやっています。詳しくはお問い合わせ下さい。

あらいぶさまざまなハンデをもつ子供を育てる親の文集

あらいぶ第三集が出来上がりました。どうぞ、ごゆっくりお読みください。
定価500円

事務局から

○また太陽がよりいっそう輝く季節になりました。若葉が深い縁に変化し、海の潮風や高原のさわやかな風が欲しくなる時期ですね。今年のポランの広場は、夏休み企画として、試瞼的に夏休みの火曜日、木曜日も活動をする予定です。長い夏休みをどう過ごすかは、お母さんと子供の永遠のテーマ?ですが、その解決策のひとつになれぱと考えています。学生さんでこの機会にと思っている人は是非お願いします。
○マザーランドヘの協カを再開しました。国際協カというのは、していない人には縁遠く当たり前のようになっている人には、なぜこうも世界には悲修な出来事(人災にしろ天 災にしろ)が多くあるのだと悩ませるものでしょうか。「できることから始める」がボラの基本のひとつとするなら、国際協カ(主に物貫的援助)もその範疇に入るかと思います。そして、「できること」は自分で探しだす(考え出す)ことなしにはあり得まません。どこに支擾したらいいか分からない等のお話を聞きますが、うちがそのガイド(「なにができるか」のお手伝い)の一端を担えればと思っています。草の根団体でいいところはたくさんありますよ。
○「ボラが少ない!!」と嘆く前に、もっともっと宣伝をすぺしとのお母さんからのおしかりを受け、ショッパーに久しぶリに広告を載せました。また、機関誌上でも宣伝しな よーとの助言により、少し宣伝を。うちのグループはいつでもポランティアを募集しています。会員制ですが、全ての企画や活動にでる必要はありません(そんなことしたら休みがなくなってしまう)。そこのところは自由です。ただ遊びでやっているわけではないので、放縦では困ります。やってみてもいいなと思う人は、一度連絡ください。あ、あ と会費は年2400円です。よろしくお願いします。あと、時間と体力を提供してくださるポラのみではなく、資金的な援助をしてくださる方も募集しています。苦しい経営内容 ながら少しは社会に還元をと思っている社長さん、これを読んでいたらご協カをお願いします。
○紙面の充案を。との声がちらほらあがる中、なにを読者は求めているのか?との疑間から、この機関紙にも投書コーナーが必要ではと感じるようになりました。大宮社協や-県活総でいつも読んでくださる皆さん。お声を聞かせてください。何でも結構です。プロペラ事務所までお送りください。採用分にはプロコングッズを進呈します。
○えくぼ(旧知的障害者の暮らしを考える集い)の活動も活発になってきました。こちらは、お父さん達が「おやじの会」なるものを組織しています。ポランの広場とはひと味違った会になりそうで楽しみですね。
○今年は、かの1999年7の月で有名な夏です。地球最後の日を想像したくは無いですが、もし、その日が分かっていたら何をあなたはしますか(誰とどのようなことをしますか)という問いが巷の話題になっているそうです。たいていの人は好きな人や家族と一緒に食事をするだそうです。このようなほほえましい回答があるうちは、日本も拾てたものではないと感じるこのごろです。

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