プロペラvol.22<2000/9,10月号>

今年の夏休みポラン
河口湖キャンプ
キャンプin北本
夕涼み会に参加して
えくぼ
生活ホームとグループホーム
あらいぶ 第四集
手話で話そう
代表より
事務局から
今年の夏休みポラン

今年も暑い夏が終わろうとしています
梅雨も割合早くに明け夏らしい夏だったような気がします
昨年と引き続き夏休みポランは週に3回ぺ一スで行われました
大和田プール、交流センタープール、市民の森で水遊ぴ、北本キャンプ、河口湖旅行と多彩でした
今年から新しいメンバーもたくさん迎えにぎやかなものとなりました
小さな子ども達こそそとに出る遊びを欲している事が感じられます
そう私達もそうでした
小学部へ入学と同時にポランに入りなんだか毎週宋ポランヘ行くのが習慣になって
たまになんの予定もないとなんだか気の抜けたようなポカっと穴のあいたような…『今日はポランの予定ないの?』
月日のたつうちに兄弟達もポランを楽しみにするようになって
兄弟の交流も大切なものになっています
小さな積み重ねが大きな輸になって行く事を望んでいます
そして今年初めて兄弟のボラも 誕生しました
日頃何気なく接している兄弟 生まれた時から一緒に過ごしている兄弟
彼らこそ本当にハンディを持ったひと達を理解してあげられるのかもしれない

河口湖キャンプ

8月26日、天気はぴっかぴかの晴れマーク。旅行第一日目から幸先がいいぞ…と、ちょっと待った!実は前日からキャンプにいっている人もいたんだった。そうそう、今回のキャンプは2日間の人と3日間の人がいるのです。おいらは2日間だけだから、25日のことはわからないのさ。

それではここで、25日から参加しているKきちくんに感想をきいてみよう。
「ぼくとAちゃんは富士山にのぽりました。5合目までバスで、6合目からは歩きでした。頂上は雲かったり、あらわれたりでした。空は明るく、雲一は尾根をかけあがっていました。来年は頂上までいきたいな。」
ん?これは2日目の富士山じゃないか!とにかく、富士山はとてもきれいだったみたいだね。2人は富士山で記念のメダルを作っていました。
ついでだから、2日目・富士急ハイランドの感想もきいてみよう!
「FUJIYAMAをつくった人は天才だ…」
「のりもの9個ものったよ☆」
富士急グループは大人数だったため、さらにグループに分かれて行動しました。はりきってたくさんのりものにのったグループ、ゆつくりと回ったグループ、いろいろだったけれど、かの有名なFUJIYAMAには誰ものらなかったとか…来年は絶対にのろうね、Tくん
さてさて、この日の夜ごはんはバニベキュー。お肉・いか・やさい・とうもろこし・いろいろと準備おつかれさまでした。豚汁もとってもおいしかったです。さらに、B.Dケーキも登場!ごんごん、誕生日おめでとう!!
食ぺおわったあとは花火もやりました。やっぱり花火は夏の定番だよね。
でも、花火を口にくわえてはいけませんよ!打ち上げ花火が禁止でよかった…?
そして最終日。河口湖でモーターボートにのった人もあり、のんびり過ごした人もあり…お土産はみんな買えたのかな?とにかくみんなそれぞれの楽しみ方ができたよね?最後に、今回はじめてボランテイアで参加したあやちやんの感想をきいてみよう!
「1日目はAちゃんとH君の担当。初めてでうまくいくかわからなかったけど自分では40点かな?(自已採点)2・3日目はいろんな人と交流できてよかった」
このキャンプ、最初からすべて企画してくれたH姉、ありがとう!本当におつかれさまでした。

キャンプin北本
r> 8月12日、13日に北本でキャンプをしました。 お母さん達が、お昼を作ってく一れてる閻に子どもとボラで近くの公園で川遊びとアスレチックなどをして遊びました。たくさん遊んだ後にお母さんたちが作ってくれたやきそぱや、おにぎりを食ぺ、とてもおいしかったです。また、ビールがたくさんあったのが印象的でした。その後、スイカ割りをしました。夜はキャンプファイヤーをし、マイムマイムや歌を歌い、みんなで楽しく週ごすことができました。台風が来るという事で、キャンプは一日になってしまいました。

------感想-------
初めてプロペラのキャンプに参加させて頂きました。
最初はそれぞれ担当を持ち戸惑いましたが、時閻がたつにつれ、担当の子と距離が近づく事ができました。その反面担当の子に精一杯で他の子と関わりを持てなかった事が反省点です。
このキャンブでは反省が残ったものの、みんなが楽しそうにしていた姿が印象的でした。普段、関わることのできない人たちと関わることができ、良い経験となりました。そして、こうゆう場が多く設けられると良いなと思いました。キャンプは2日間の予定でしたが台風がくるという事で1日という予定となってしまったのが残念でした。けれど楽しく週ごせました。

夕涼み会に参加して

8/19目(土)大宮北養護学校にてタ涼み会が行われました。
当日は大勢の子供やポラたちでいっぱいでした。なかにばえ〇ぼなどでおなじみの子もいました。当日僕は先日の深夜残業でくたぴれ果てていました。
和室ではゴロンとねっころがっていました。そうすると僕の横になんとオレンジ色の服を着たなおと君がいるではあーりませんか!僕もなおと君とは初めてのご対面です。ねっころがっている僕の顔をじっと見…表情を伺っているようでした。たとえば僕が起きて座っていると彼もまた、僕の行動を察知して近くにきて体を擦りつけたりしてじっと見ていました。直接話したりはしませんでしたが人の行動とかは理解しているようでした。しばらくして僕達たち二人ば表に出てぐるっと会場の様子を見た後、のんぴりとペンチに腰掛けていました。すると久々にあのブロペラ掲示板に頻繁に書き込んで下さっているmさんに会いました。
彼は過去にフリマに出すたくさんの品物をブロペラ事務所に持ってきて下さいました。そのなかにはいくつかマニアックなものも入っていました…。
それはともあれ、しぱらく話をした後、彼はなおとくんに肩車をしていました。なおとくんは大喜び♪mさんもしばらく彼をかついでいたせいか、かなり疲れていました。ご苦労様です…。僕はその間、ともくんをみていました。もう元気、元気。子供って疲れないのかなあーなあんて思いました。その日はあの例のバンドも来ていました。(名前をすっかり忘れてしまいました…)ずいぷんと盛り上がっていました。バンド演奏も終わって夜になり会もおわり和室に戻ってみんなで記念写真をとり、その日はお開きとなりました。8月中旬でまだまだ暑さが厳しいですが、まあ無事に終了したということでほっと一安心です。この日にわざわざ来て下さったポラたち、お母さんたちもどうもご苦労様でした。
え 笑顔がいつぱい く 苦楽をともに ぼ ボーっとのんびり…?
9月2目で2歳になった「えくぼ」です。
理解されに<い知的障害をもった人たちのことを、ひとりでも多くの人に知ってほしい。
付き合ってみて、彼らの内にある言葉を感じてほしい。そんなことを思いながら活動してきました。
障害児の親となった時、自分がこんなふうに産んでしまったのだから、何としてでも責任をもって育てていかなければいけない。そのためにはどんな苦労もいとわない。
他の人に迷惑をかけてはいけない。あなたより1日でも永く生きていたい。
悲痛な賞悟とともに、自分でバリアを作っていたのかもしれません。
子供はだんだん大きくなり、自分たちのカだけで育てることに限界を感じ始めた頃、ボランティアの皆さんに出会いました。
「一緒に考えましょう、一緒に歩んでいきましょう。」
それまでの張り詰めていた気持ちが解けていくのがわかりました。障害をもっていても、家族にとって「宝」であることに変わりはありません。
だけど、将来「納税者」にはなり得ない子供が「社会の宝」と言えるのでしようか。
どうしても、後ろ向きに考えてしまう消極的な心を、前向きに責えてくれたのはボランティアの皆さんです。
最近頂いた、とてもうれしい言葉です。
「希望とユメをひとりで見るることができないなら一緒に創っていきたいと思う
同じ世代に生まれたものとして』 私たちと一緒に同じ夢を見てくれませんか。
えくぼ代表 石上圭子

毎月第1土曜日に、大宮市ふれあい福祉センターで午前は定例会、午後はふれあいタイムを行っています。一度遊びにきてください。

生活ホームとグループホーム

生活ホーム・知的障害者グループホーム…知的障害を持つ人が、世話人さんと共に少人数で(4人〜9人〉で生活をしています。
世話人さんの数が少ないことで(補助金等の不足等)、そこで生活をしたくても実現できない、休目は家に帰らなければならない、また、小人数昼ので人間関係がうまくいかないとき、かえって逃げ場が無い、ホームを変えるほど選択肢がない、等々、いろいろあるようですが、入所施設では昼く家庭的なホームヘ、という発想がとても魅カ的だと思います。(自分だったら単純に施設よりホームの方がいいかな?)
生活ホーム(呼び方は生活ホーム、生活寮砥ど、都遭府県によって違う)は県単独の要綱、グループホームは国の要綱に基づいて運営されています。
●グループホーム(6月現在県内15箇所)は、1970年代、滋賀、東京、神奈川などで就労している人を対象に、熱心な援助者によって始められ、1989年「精神薄弱者地域生活援助事業」として国の制度になりました。はじめは、中軽度の人が対象でしたが、1996年「重度加算」が加えられました。「“手をつなぐ”号外・グループホーム」より
●埼玉県の生活ホーム(6月現在74箇所)は、1988年から実施されています。

あらいぶ 第四集さまざまなハンデを持つ子供を育てる親の文集
第四集
平成12年7月発行
定価500円
B5 100ページ
26作品
特集・父親の育児参加を考える
座談会・談簿の会について
みにあらいぶ
障害者手帳の利用法について
感想コーナー
あらいぶホームページ紹介http://homepage1.nifty.com/alive/

手話で話そう!!
手話イラスト画像
子供による殺人事件が起こるたびに考えることですが、体を鍛えるとともに脳も鍛えなけれぱならないと感じます。脳の鍛鎌はどのようにするものでしょうか。
まず必要なのは、その根本となる行動原理を脳にインプヅトすることです。これは、躾(身を美しくすると書く)、徳育等に代表されるように、人として守るぺき景低限のルールを身に付けることから始まります。悪いことはしない。人に迷惑をかけない。約束を守る。感謝をする。など本来小さいころから教えるぺき事項を再度学ぴなおす必要があります。
次に、思考訓練が必要となります。考えるくせ、力をつけることです。物事の表面だけを見ず、なぜそうなのか、なぜそうなっているのかを日ごろから考えるのです。科学的な考えを身に付けることです。一般に科学は、仮定を設定し、それに対し、実験・行動をし、その中から仮定と違った結果が出たら、仮定を再検証して、真実発見に近づこうとします。決して、答えが用意されているわけではありません。実社会においても同様です。
何故、何故と常に考えることが必要です。
次に必要なのは、知識です。正しい知識を身に付ければ身に付けただけ、正しい判断カができます。もちろん知を悪用することがあってはなりません。本来、最初に述ぺた人としての行動原理が身についていれば、そのようなことは無いはずなのですが。
これらを体得してから、自立、自分の意思決定による人としての貢任ある行動が始まります。その中で、人らしい行功動が本来取れるはずなのです。
ボランティア活動をする、仕事の中で社会に貢献する、両親家族を大切にする、人の負担にならないように自分自身を律する、そして、常に「和」を図るよう考え行動する等です。もちろんこれだけではありません。古今東西の古い書物、文献などから学べることは多くあるはずです。
そして最後に脳の鍛錬で一番必要なことを。体の鍛錬でも負荷をかけるように、脳の鍛鎌も負荷をかけることが必要となります。運動しなけれぱ肉体が美しく成長しないのと同じように、自分で精神を甘やかしていては、脳は鍛えられません。努カをする、耐える、厳しい道を選ぶ、今の日本に欠けつつある精神を呼び戻す必要があります。甘い水を求めるのは簡単です。しかし、それでは本来だめなのです。もちろん生きていくことは可能ですが、目的をもって生きるためには、苦い水が必要なのです。
なぜいまさらこのように分かりきったことを改めて書いているのかといえば、僕を含め、戦後世代に育った人たちは、このようなことを正面から教えられてこなかったからです。人生の意義を語る人も減ってきました。
人生の素晴らしさを教えてくれる人はこの会報を読まれている皆様のそばで誰かいらっしゃいますか?生きる活力が日本に無いのは、政治が悪いわけでもなく、経済が悪いからでもなく、一人一人が人生の意義、生き方について疑問をもち、不安を持っているからなのです。そして、各人が生き生きと生きるには、まず、己を鍛錬しなおすしかないのです。自己を見つめ、己を知り、己が何者であるか知るしかないのです。
常に言われるように、禾らたちは一人では生きられませんし、生きていません。食べるものでさえ、さまざまな流通過程を経て入手しています。この社会は分業で成り立っていますから。助け合って生きているのです。そ のことを忘れる、見失ってしまうから、自分だけが良けれぱよいという自分勝手な考えに向いてしまうのです。悲しいことです。
自殺してしまう子供たちの心はどういう心境だったのでしょうか。子供の自殺、子供の殺人、これらが頻繁に起こるのは、私たち大人がそれを容認していることもあるのです。決して今起こっている異常な現象を私たちは認めてはいけないのです。おかしい、間違っていると気付いたら、すこしづづ少しづつでも直していかなけれぱいけないのです。ひとつひとつの力は微カであっても、気付いた点から直していかなければ社会は変わっていかないのです。
それには、各人が体を鍛えるのと同じように脳(心、精神)も鍛えることが一番の近道なのです。社会は個々の人間が集まってできているのです
から。そのかかわりの中で、自分を発見し、自分の生かされる道を見つけ、人間らしく生きられるのではないかと最近よく感じます。
プロペラ代表熊川英輔

事務局から

○暑い夏も終わりを告げようとしています。皆さんの夏休みはどうでしたか。プロペラの夏休みも多くの人に支えられて無事終わりました。
夏休み期間中に手伝ってくださったボランティアの皆さんどうもありがとうございました。
○夏休みの活動記録集を今年も出す予定です。編集にご協力いただける人はご遠絡ください。
○夏休みが終わると、もう今年も後半に入ったんだなという気がします。この半年皆さんはいかがお過ごしでしたか。
○この夏新しく参加してくださったポラは多数います。秋以降も続いてくれればと思っています。
○プロペラのホームページを皆さんは見てくださっていますか?アマダマンの管理によるものですが、充実していますので、インターネット見れる人はぜひ見てください。アドレスは裏表紙を。
○携帯iモード用のHPも現在検討中です。上手くいき次第皆さんにはまたご遠絡します。
○今年後半の活動計画を練るためと夏休みの反省ミーティングを9月中に実施したいと考えています。時間は追って連絡します。
○プロペラ会員は常時募集中です。一般会員年2400円です。維持会員は年10000円です。入会希望の方は、事務局までご違絡ください。
○マザーランド関係ですが、忙しくて品川埠頭にはまだ持っていっていません。どなたか平日火曜目に車で持っていける人がいればご連絡を。
○プロペラ会員のMさんは、児童文学作家ですが、2つの新人賞を受賞しました。その受賞作品お読みになりたい方は、事務所に置いていますので、読みたい方はお申し出ください。
○この会報は、いろいろな方に書いてもらい、いろいろな人に読んでもらっていますが、原稿も随時受け付けています。郵送で緒構ですのでお送りください。お待ちしております。
○大人のポラン2ヶ月に一回実施中です。興味のある方はご違絡を。次回は、9月8同(金)実施予定です。

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